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成功に必要なものは何か。それは、「親から受け継いだDNAが点灯するまで、ひたすら努力をすることに尽きる」と丹羽氏は言う。日本の未来を築くのは、「人と技術」しかない。人を育て、やる気を出すことが、この国の資源となる。「日本の健全なる頭脳」と呼ばれる経営者が、ビジネスマンに本気で伝えたい11章。
第1章 二十一世紀日本の光と影―イノベーションと格差社会
第2章 巣立つ若者たちへ贈る
第3章 M&Aとコーポレートガバナンスの行方
第4章 企業改革に終わりはない
第5章 エリートなき国は滅ぶ
第6章 「人を動かす経営」とは何か
第7章 日本は「人と技術」なくして成り立たない
第8章 WFPの活動と国際貢献
第9章 稼いだ金は、誰のものか?
第10章 曲がり角に立つ日本とリーダーの使命
第11章 地域飛躍の戦略のために
丹羽 宇一郎 (ニワ ウイチロウ)
1939年、名古屋市生まれ。62年、名古屋大学法学部を卒業して伊藤忠商事に入社。一貫して食料畑を歩む。68年から9年間のアメリカ駐在を経て、98年に社長就任、99年に約4000億円の不良資産を一括処理しながらも、翌2000年度決算では同社史上最高益(当時)を計上し、世間を瞠目させた。「社長任期6年」の公約どおり、04年から会長に退いて現在に至る。経済財政諮問会議民間議員、地方分権改革推進委員会委員長など政府関係の役職のほか、国連WFP協会(NPO)会長、日本プロ農業総合支援機構(NPO)理事長など食料に関する活動も行っている。