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井深大は敗戦直後の東京で、なぜ「不当なる儲け主義を廃し」「寧ろ小なるを望み」「技術上の困難は之を歓迎」「他社の追随を許さざる独自なる製品化」「一切の秩序を実力本位、人格主義の上に置き」「自由豁達にして愉快なる理想工場」をめざしたのか。最強のグローバル企業ソニーの原像と、百年後にまで残る創業経営者・井深大の実像を甦らせる。
序章 文化勲章をもう一つ
第1章 井深大の原風景
第2章 好奇心の発露と孤独と
第3章 電波に魅せられた少年
第4章 脚光を浴びる学生発明家
第5章 植村泰二とPCLの時代
第6章 前田多門と日本光音の時代
第7章 先端兵器開発の時代と盛田昭夫
第8章 東通工に込めた理念と戦略
第9章 ソニーのスプリングボード
第10章 井深大のニューパラダイム
小林 峻一 (コバヤシ シュンイチ)
大宅賞受賞のノンフィクション作家。1941年三重県生まれ。県立津高校から早稲田大学第一文学部独文科へ進むも、6年次に退学。雑誌編集者、記者、ルポライターを経て、加藤昭氏との共著『闇の男 野坂参三の百年』(文芸春秋)で第25回(1994年)大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。主として月刊誌、週刊誌を舞台に執筆活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)