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製薬会社の買収、追い落としを狙う上司の陰謀、腹心の追放、そして東証上場―。次々と降りかかる難題に直面しながらも、池田岑行は日本ワーナー・パークをグループ屈指の地位に引き上げていく。しかし、米国本部には新CEOの失策を機に、世界最大の製薬会社による史上最大級の敵対的買収が仕掛けられようとしていた。総額十兆円に及ぶ、世界の市場を揺るがす巨額TOB。企業の存亡を賭けた攻防戦が幕を開けた。「奇蹟のCFO」と呼ばれた男が、そこで見たものは何か?三角合併の解禁により、外資企業からの相次ぐTOB攻勢に喘ぐ日本の現在を予見した、衝撃作の完結編。
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高杉 良 (タカスギ リョウ)
1939年東京生まれ。専門紙記者、編集長を経て1975年、『虚構の城』で作家デビュー。企業・経済小説の第一人者として綿密な取材に基づく問題作を次々と発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)