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“ソニー・太陽”―大分県日出町にあるこの会社は、ソニー創業者・井深大がその設立に奔走した、障がい者と健常者がともに働く工場である。約170人の社員中、110人が障がい者というこの会社こそ、「愉快なる理想工業」という東京通信工業(現ソニー)の“夢の実現化”であった――。「われわれは、世のため人のために最善をつくす」、ソニー教育財団の設立をはじめ、企業による社会貢献の「開拓者」であった井深大の信念と、その実現までの道のりをたどる。
第1章 井深大とソニーの原点(「何をするにしても、日本の再建につながる仕事を」;“テクノロジーの開拓者”と“社会を見つめる経営者”のふたつの顔 ほか);第2章 「盛田君、テープレコーダーで稼がせてもらった学校に恩返しをしよう」(「謹告」と大書された新聞朝刊の全面広告;戦後の企業の中でも先駆的な決断 ほか);第3章 ソニー・太陽株式会社の誕生、そして希望の家(ある夏の日のソニー本社応接室;「リハビリテーションとは、“納税者”をつくること」 ほか);第4章 発展進化していく井深大の「社会貢献活動」(ソニー教育振興財団の設立;井深の視野は、理科教育から教育全般に広がる ほか);第5章 今こそ問われる企業の社会的責任とは何か(井深同様、本田も“世のため人のため”を常に忘れなかった;ホンダ安全運転普及本部 ほか)
宮本 喜一 (ミヤモト ヨシカズ)
1948年、奈良市に生まれる。ジャーナリスト、翻訳家。一橋大学社会学部、同経済学部卒業。ソニー株式会社に20年間勤務。主に広報(企業広報・技術開発)やテレビ・ラジオの企画・マーケティングを経験。続いてマイクロソフトにも3年間勤務した後、独立してビジネス書の翻訳や著作に取り組む。日本自動車研究者・ジャーナリスト会議(RJC)会員でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)