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現代日本の教育は「知の教育」のみで、「心の教育」が忘れられているが、このままでは二十一世紀を支えていく人間は育たない。幼児教育というと、とかく“頭をよくすること”だけがクローズアップされるなか、幼児教育の可能性を長年追求してきた著者だからこそ、人柄の教育の重要性をあらためて説く。「教育勅語を捨てたのは戦後教育の最大の失敗」など、混迷する現代教育への鋭い指摘、提言に満ち、子をもつ両親、これから親になる人、学校の教師など、教育にたずさわるすべての人に読んでもらいたい一冊。
1章 方向を忘れた日本の教育―このままでは、日本の子どもは不幸になるだけ(いまの教育では、幸福な子どもは育たない;教育現場で忘れ去られた“二本の柱”とは;日本の子どもたちは、“貧しい心”しか持てない ほか);2章 教育の真の目的とは何か―今こそ取りもどしたい「心の教育」(戦前の教育も、戦後の教育も失敗ではなかった;明治の教育がすぐれた業績を残せた理由;儒教という心の教育があったから、科学教育もスムーズにできた ほか);3章 人間を作る教育を目指して―もっともだいじな教育は、家庭教育にある(日本人の創造性を、どうやって育てていけばいいのか;物質中心の国から、心の国へ;日本人がだいじにしなければいけない“日本の心”とは ほか)
井深 大 (イブカ マサル)
1908年栃木県に生まれる。早稲田大学理工学部卒業。1946年ソニーの前身である東京通信工業を創立、1950年同社社長に就任、世界のソニーを育てあげる。1969年幼児開発協会を設立し、理事長に就任、幼児教育に情熱を注ぐ。1992年文化勲章受章。1997年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)