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希代の経営者・井深大が25年間にわたる幼児教育研究の末にたどりついた新時代の子育て法。
1 母親が変われば、子どもも変わる―「パターン時代」に、親は何をすべきか(いい母親とは、いい子を育てようという強い意志と愛情をもった親;幼稚園までは、母親の人柄や態度が子どもに“伝染”しやすい時期;母親は、子どもが二歳になるまでは育児に専念すべきである ほか);2 母親だけができる、子どものための環境づくり―子どもの能力を、いかに引き出すか(最初の子をきちんとしつけることが、下の子にとっての“いい環境”;兄が幼稚園に通っていたら、弟もできるだけ連れていく;幼児同士の遊びは、母親にはできない心の成長をうながしてくれる ほか);3 興味が、子どもをどんどん成長させる―育てじょうずとは、意欲づくりにかかっている(「押しつける時期」と「興味に訴える時期」はしだいに交代する;押しつける時期にも、すでに好奇心の芽生えはある;子どもが興味を示しているときには、中断しない ほか)
井深 大 (イブカ マサル)
1908年、栃木県に生まれる。早稲田大学理工学部卒業。46年、ソニーの前身である東京信通工業を創立、50年、同社社長に就任、世界のソニーを育てあげる。68年、財団法人幼児開発協会を設立し、理事長に就任、幼児教育に情熱を注ぐ。ソニー名誉会長を経てソニーファウンダー。89年、文化功労者。文化勲章、勲一等旭日大綬章受章。97年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)