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大学を中退したジョブズは、教科書に書いてあることなどおかまいなしだ。それでコンピュータ業界をはじめ、音楽、映画、さらには携帯電話の世界に新たな製品を引っさげて挑んだ。常識破りの製品や映画は、ユーザーと観客の大喝采で迎えられた。常識的なことだけやっていては、世界を驚かせるものは生まれてこない。昨日と同じことを今日もやっていては、新しい大地に立つことなど無理だ。そのことをジョブズの戦いは教えてくれる。
第1章 ジョブズ「カリスマ経営」の秘密―平気で「盗める」人こそ最高の独創人間;第2章 ジョブズ「成功起業」の秘密―「まだある」時より「もうない」時が好機だ;第3章 ジョブズ「巨大ヒット」の秘密―相手に「思いもよらない衝撃」を与える法;第4章 ジョブズ「常識破壊」の秘密―壁が高いのは目標に近づいたからだ;第5章 ジョブズ「能力集団づくり」の秘密―失敗は成熟させれば大きな実を結ぶ;第6章 ジョブズ「充実人生」の秘密―根拠のない楽観は根拠ある悲観にまさる
竹内 一正 (タケウチ カズマサ)
1957年、岡山県生まれ。徳島大学大学院工学研究科修了、米国ノースウェスタン大学にて客員研究員として材料工学を研究。松下電器(現パナソニック)にエンジニアとして入社。VHS、PC用磁気記録メディアの新製品開発、海外ビジネス開拓に従事。その後、アップルコンピュータ社にてプロダクトマーケティングに携わる。日本ゲートウエイ(株)、メディアリング(株)の代表取締役などを歴任後、コンサルティング事務所「オフィス・ケイ」を設立。「新たな価値の創造」をテーマに独自のコンサルティングを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)