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硬骨の老文士が最晩年、子の世代の作家に伝えた戦争と文学と人生のすべて。
第1章 作家の原点―「戦争と時代」;第2章 作家の覚悟―「書くという行為」;第3章 作家の真実―「ふたつの作品論」
城山 三郎 (シロヤマ サブロウ) 1927年8月18日、愛知県名古屋生まれ。作家。名古屋商業を卒業後、海軍特別幹部練習 生に志願入隊。復員後、東京商科大学(現・一橋大学)予科に進み、52年に同大を卒業。57年、『輸出』で文學界新人賞を、二年後、『総会屋錦城』で第四 十回直木賞を受賞した。75年、A級戦犯として処刑された唯一の文官広田弘毅を描いた『落日燃ゆ』が吉川英治文学賞、毎日出版文化賞に輝いた。2003年 には、経済小説の分野を確立し、組織と人間を描いてきた功績により朝日賞が贈られた。2007年3月22日、間質性肺炎のため逝去 高山 文彦 (タカヤマ フミヒコ) 1958年3月7日、宮崎県高千穂生まれ。作家。法政大学文学部哲学科中退。95年、98 年の二度にわたり「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞・作品賞」を受賞し、注目される。2000年、ハンセン病の作家を描いた『火花 北条民雄の生涯』で 大宅壮一ノンフィクション賞、講談社ノンフィクション賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)