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十歳にして、赤貧から志を持って家出。銀行、鉄道、紡績、ビール会社など、次々と創業し、“西の渋沢栄 一”と言われた松本重太郎。関西実業界の帝王として名をはせた彼だったが、その後、倒産で私財をことごとく手放すことになる。常に走りつづけた男の、潔い 生涯と、次の世代に受け継がれたその精神を描いた傑作長篇。
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城山 三郎 (シロヤマ サブロウ) 昭和2(1927)年、愛知県に生れる。海軍特別幹部練習生で終戦を迎え21年東京商科大 学(現・一橋大)入学。卒業後愛知学芸大学で景気論を講ずるかたわら書いた「輸出」で32年、第4回文学界新人賞を受賞。34年、「総会屋錦城」で第40 回直木賞を受賞した。平成8年、第44回菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)